i7-860 + P7P55D オーバークロックの新しい形・巧い方法!!

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今まで860はオーバークロックに向いていないCPUと感じてきた
920と比べるとノースチップを飲み込んだ分複雑になり常用は4GHzが限界との感触と
CPUが持つ自動オーバークロック機能『Turbo Boost』のいい加減な広告にうんざりしたからだ
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オーバークロックの理屈自体は掛け算さえ出来れば誰でもできるくらい簡単だが
しかしCPUを4GHz以上の速度に設定して何年も使えるPCを作るにはそれなりのノウハウが要る
冷却方法・マザーやメモリの品質や相性・電源の実効出力・トータルの耐性にバランスしたクロックの設定
それをCPUとVGAの組み合わせや用途ごとに一台一台設定しOSインストールからストレステストまでかけ確かめ出荷する
(世間で言う　オーバークロック　と　4GHzで使うPCを作る事　は　かなり異なる)
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なので4GHz以上のPCなんて面倒な物は通常は誰も商売にしようなどと思わない
PCは規格商品だから初期設定で良ければレゴのごとくただ組み立てるだけで動く
世の常として誰でも出来る商売は価格商売になるのでこだわりの入る隙などない
価格商売は自転車操業と同意なのでアイディアや利益より商品を回すことに全ての力を費やす
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そんな業界にとって『Turbo Boost』は何の努力なしに『オーバークロック』を手に入れられる有難い『広告』だ
しかし手に入れられるのは『広告』であって『オーバークロック』ではない事はわざわざ言わない
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もちろん少しは速くなる、一つのコアのクロックだけで見れば20%位上がる時もある※1
しかしすべてのコアを使用するような重いタスクの場合は5%程度にとどまる※2

■↑↑　※1.Super PI の様なシングルコアで動作するプログラムの場合は1つのコアのみを3342MHzまで上げる(オーバークロック-->542MHzただし1コア)

■↑↑　※2.レンダリングやエンコードなどCPUの全能力が必要とされる場合は4つのコアすべてを2942MHzまで上げる(オーバークロック-->142MHz4コア)
★JUNSの4.0GHzオーバークロック860PCではすべてのコアが2800-->4000MHz(オーバークロック1200MHz 4コア)として動作する　
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オーバークロック用に設計されていないPCで1コアなら20%だけど4コアだと5%に止めるというのは熱や電力から考えて理にかなっている
それは何度も言うようにオーバークロックに対する処方のほとんどが熱と電力に占められることと一致する
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けれど『Turbo Boost』は『広告』として新しいCPUは『20%も自動的にオーバークロックする』と自慢話を広げる
『Turbo 3.6GHz x 4』などと書かれたPCの広告をみるとオーバークロックを職としている心が萎えてくる
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しかし今回『Turbo Boost』を逆に利用すると極めて有効なことがわかった
つまり『必要のない時は自動的にオーバークロックをやめる』機能として『Turbo Boost』は素晴らしい効果を持つ
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■↑↑　4.0GHzに設定した860

■↑↑　Turbo Boost を ON にしておくと　負荷の低い時はCPUが自動的に1.8GHz/1.24Vまでクロック/電圧を落とす
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■↑↑　これはWindows7 エクスペリエンス検査時の温度と電圧だが極めて有効に動いていることがわかる
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Turbo Boostは瞬時に実行されるので処理速度は4GHz固定時と比べて全く変わらない
975/920にも似たような機能はあるのだがこれほどの効果はなく860/750の新しい設計がもたらした新しいオーバークロックの形だと思う
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■↑↑　860は Super PI 程度なら4.4GHzでも問題ないが常用として使うには4.0GHzが限度であると判断している

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通常販売されているTurbo Boostだけでオーバークロックされたi7-860 PCと
JUNSで4.0GHzにクロックアップしたi7-860 PCとの処理能力を比べてみる
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★レンダリングやエンコードの目安となりPCの実力が裸になるCINEBENCHでは大きな差がでた

■↑↑　JUNS------------------->23617 CB

■↑↑　市販機　Turbo Boost On -->17226 CB

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★CPU が一秒間に計算できる回数

■↑↑　JUNS------------------->76.25GFLOPS

■↑↑　市販機　Turbo Boost On -->56.48GFLOPS

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★CPU とメモリが一秒間に転送できるデータ量

■↑↑　JUNS------------------->25.00GB/秒

■↑↑　市販機　Turbo Boost On -->16.74GB/秒

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★一つのコアしか使用しないSuperPI では少し差が小さくなる

■↑↑　JUNS------------------->100万桁-10秒

■↑↑　市販機　Turbo Boost On -->100万桁-12秒

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★GAME実行速度の目安となる3DMARK VANTAGE 水冷VGA冷却が可能にしたGPU クロックアップが効いている

■↑↑　JUNS------------------->P26149 (実行時は4.0GHzに自動クロックアップされる)

■↑↑　市販機　Turbo Boost On -->P21448

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i7-975 + QuadSLI　水冷の TopGamerUltimate は高性能な分とても高価にならざるを得ないが
このi7-860　水冷　の　マシンなら高性能を維持しながら価格を抑えられる
しかしシステムにはSSDを2枚RAID0で割り当てたり
メモリにはDDR3-2000MHzを使用するなど高速に対しての妥協はない
(逆)Tourbo Boost によって軽負荷時に発熱や電力消費が極端に低くなる点は大きな魅力だ
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一通りのテスト結果を掲載しておきます
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TopGamer Premire
CPU i7-860 @ 4.0GHz
DDR3-1000MHz 8GByte
P7P55D Deluxe
システム　Samsung64G SSD x 2
データ　　1THDD x 1
DVD
GTX295(シングルもしくはQuadSLI)
ケース Kandalf
価格等はお問い合わせください
http://www.juns.jp/form.html