JUNS Blog

JUNS株式会社の公式ブログです。主に開発・新製品や企業活動についてのあれこれ。

検証!リモートカメラでトーク番組はできるのか?!

「リモートカメラでトーク番組出来るんですか?」よくお客様に聞かれます。

舞台などカメラマンの入れない場所でリモートカメラを使うことはあっても、トークだとカメラマンが三脚にハンディカメラをのせて撮るのが一般的。
でもでも、リモートカメラでトーク番組を撮れば、一人で何台ものカメラを扱えます!
スタッフを少なくしたい現場や、カメラマンの数が足りない、でもショットはなるべく多くしたい!そんな現場に実は最適だったりします。

JUNSで月に1回制作している音楽トークバラエティ「宍戸留美×津田大介 Oil in Life」で、実際にリモートカメラを3台使用して、ワンマンオペレーションを検証してみました。

オペレーションしたのは8月に入ったばかりの新人。カメラやコントローラの操作も、前日に覚えました。

f:id:SuperPC_JUNS:20180824153056j:plain

↑の画像の、上半分は、スイッチャーのマルチビューの画面です。1カメ、2カメ、3カメがリモートカメラ「LiveCAM」。
画像の下半分が、コントローラで3台のカメラをオペレートしている風景です。

実際に配信したアーカイブ映像はこちら:https://youtu.be/KVaZXtHLJyc

その裏で何をしていたのかという動画がこちらです ↓

youtu.be

この番組は、前半をライブ、後半をトークで展開することが多いのですが、この日はライブを すべて人付きのカメラ3台、トークはリモートカメラ3台を中心に撮影しました。

f:id:SuperPC_JUNS:20180824193946j:plain

(本番前のカメラ設定中の風景)

LiveCAMは、1台のカメラに10のポジションと色を設定し記録したポジション等をボタン1つで呼び出せるので、放送開始前に何パターンかのポジションをつくり設定しておいたのですが、やはり生放送ということで、本番がはじまると、設定したポジション通りにはいかなくなり、スイッチャー担当が他の映像を抜いている間に、リモートのオペレーターがカメラのパンチルトズームをリアルタイムに変更しています。

すべてのスタッフはインカム(※)でつながっているのですが、環境音にかき消されて聞こえずらくなることも多く。。
操作卓からカメラのオペレートを行えるため、スイッチャー担当と連携がとりやすいということも利点の一つになるかもしれません。
(※ちなみにOILではLINEのグループ通話をインカムとして使用しています、というのをこちらの記事で紹介しています)

だれもが映像を扱う時代、今までの映像業界の当たり前がこれからも当たり前とは限りません。
この機材、こんな風に使ったら面白いんじゃない?!というハウツーを、これからも実践しながら紹介させていただければと思いますので、ぜひ、参考に、みなさまのアイディアもお聞かせください!


sudo