JUNS Blog

JUNS株式会社の公式ブログです。主に開発・新製品や企業活動についてのあれこれ。

PCオーディオ の素敵な世界!!


http://www.juns.jp/


あっという間に12月も29日
でもJUNS Pure PC Audio System
なんとか間に合いました
本当に感謝します!!
http://www.pc-audio.jp/

技術的な面での説明をSuperPC_JUNSにまとめたいのだけれど
フルマルチアンプシステムが一昨日、日曜にやっと完成という次第で・・


Kさんが先日『吉田美奈子』さんのライブに行って最前列で、凄く感動してきたのだけど。
試作した『Pure PC Audio System』で『吉田美奈子』さんのライブをかけたら、
「まるで目の前で聴いてるみたい!!」と特にお世辞とかじゃなく本当に興奮して聴き入ってくれた。

音のよし悪しは、いろんなスピーカーの聴き比べを繰り返していると、分からなくなってくる。
しかも自分の好きな曲中心でチューニングを進めていくから他人が聴いた時の自信がなるなる、
だからKさんがスピーカー云々を超えてライブの世界に到達出来たと聞きやっと自信が持てた。


B&WのCM7をリファレンスに音作りをしたのだけど、音が華やかというか広がりがあって、CM7の品よくまとまった音にならない。
位相が合っていないのか、それとも20Hz-20KHzフラットなんていう怪しい設定にこだわったせいか、
実際のB&WFostex製品から外してきたユニットと小泉無線で「とにかく速いスコーカーとツイーター」と言って買ってきたもの、
「速い」と「分解能が高い」で揃えたので一つとして同じメーカー製のものがない。
それをデバイザーでわけ5台のアンプで駆動させているから、簡単にまとまる訳はない。

しかし測定しながら作っているからレンジが広い事は間違いなく、ケプラーやアルミなど速く分解能が高いユニットばかりなので、
音が派手というか華やかになるのは仕方がない、20Hzから20KHzまでフラットなんていうのは通常ありえないし、
まぁもしかしたらマイクの性能が追い付いてなくて、幾分ドンシャリになっている可能性は否定できないし、
ユニットごとの細かな位相ずれがあるかもしれないけど、これがこのスピーカーの音で華やかさと分解能は間違いなく高いと思う。

PCオーディオといってもJUNSが売るのはやはりパソコンが圧倒的に中心だからスピーカーまで作る必要はないかもしれないが、
自分なりの音に対する信念を持つにはPC製作だけではあまりに狭すぎて、やはり最も音に重要なスピーカーを知る必要を感じている。

完成した有名スピーカセットはもちろんオークションや専門店で多くの種類のスピーカーユニットも実際に購入し鳴らしてみた。
調べてゆくとスピーカーユニットのメーカーは想像以上に多い。自動販売機が話す時代だから、家にあるスピーカーを数えても、
テレビはもちろんと携帯電話から電子レンジや時計と無数にあって、数だけでいえばかなり大きなマーケットなのだと理解する。
けれど自作スピーカーの聖地『小泉無線』でさえ買えるスピーカーは限られている、スピーカーは組み込みが基本の商品だからだ。

今回はB&WFostexのモニター用完成スピーカーの保守部品として流通するスピーカーユニットを使ったが、これは継続的に入手出来ない。
こだわりたいと思うマルチアンプに関しては完全に対応した完成品のスピーカーは業務用以外にはないから自分で作るしかない。
もし商品として扱うなら継続して仕入れられるユニットであることが不可欠だ、しかしここが最も難しい、PCと一番違う部分だ。
しかし発想を変えると良い道も見えてくる、アメリカのカーオーディオマーケットには秋葉と異なる商品が大量に存在する。



いまや世界のトップスピーカーメーカーであるFocalのユニットはとても上質だし円高の影響で直輸入のJBLは恐ろしく安価だ。
試作機は自作で本当に良い音を実現できるかが目的であったが、次は継続的に良い音のスピーカーを供給できるかである。

もちろんJUNS Pure PC Audio Systemはお客様の既存のオーディオシステムに組み入れてもらうことが基本だが、
繰り返す様だが、マルチアンプに完全対応した、つまりネットワークの付いていない様な半完成スピーカーは販売されていない。

今回試作機の製作で感じたが、自由にユニットを交換できることとクロスオーバーを好みのままに設定できる楽しみは大きい。
同じ完成スピーカーセットであってもチャンネルデバイザーを調節するだけで音というかスピーカーの性格が豹変する。
こんなマーケットが極端に小さい上に設定が簡単でなくツイーターなんか間違って低音入れればすぐにボイスコイルが焼き切れてしまう、
まるで水冷マシンの様な一見リスクの高いことは常識ある大人はやらないので、だからJUNSがやるしかないのです。


ところで1970年代のマランツのアンプを使ってみるととても楽しい、地味と思っていた21世紀のB&Wが急に元気になるのには驚いた。
つまりは当時のマランツアンプに付いていたイコライザーコントロールの人の心をついた設定の妙にあるのだけれど、
30年前に17万もしたアンプにはB&Wが踊りだすつまみがあるが現在のハイエンドオーディオではそれはやってはいけないことの基本になっている、
つまり今のPureAudioの目的は忠実な信号を聴くことで音楽を楽しむことは邪道つまりミニコンポやラジカセの世界と決められている。


1m10万円以上の電源ケーブルラウドネスコントロールつまみは相反する思想だろう、
オーディオには満足や充足そして探求という役割が大きいことは間違いない、
ケーブルの音色を楽しむなんて高度な行為が実際広がるとは、かなり成熟した時代でなければ絶対に成り立たないカルチャーだ。
南方熊楠が天才的で並はずれた海外生活の後、物質と生命の間にある粘菌研究に後半人生を費やした様な、かなり知的な話だ。


パソコン雑誌の広告が今や10ページを切りそうな時代に在って、オーディオ雑誌の年末号は分厚く半分近くも広告が入っている現実をどう捕らえるか、
純粋な経済規模で考えればパソコンとオーディオでは桁が幾つも違う、雑誌は薄くなってもパソコンはこれからも巨大な産業であり続けるだろう。
けれど今のパソコンにはラウドネスつまみも1メートル10万円のケーブルも両方がない、金太郎飴のように同じものが安く大量に売られている。
パソコンは極端に利益が薄くなりすぎて、もう誰も実験的な事を行う余裕なんてない、あまりに巨大になりすぎた。

だからオーディオなんていう、良い音なんていう、3DMarkやSuperPIで測れない要素が入ることが重要だ、
現在カメラやメガネで使われいてる透明な近代ガラスは間違って鉛を混ぜたところから生まれたという。
いまパソコン業界に必要なのはそんな不純物と毛嫌いしているものの取り込みなのかもしれないし、
ハイエンドオーディオ業界の様な、いまだに真空管とレコードにこだわっているところにこそ、パソコンの新しい才能が隠れていると思う。



JUNS Pure PC Audio は 地デジ/BS/CS110デジタルチューナーと4THDDそしてDNLA/DHCP-IPサーバ機能も持つので、録画したハイビジョン番組を、
LAN経由で他のPCや別の部屋のREGZAからちゃんと見れました。もちろん大型液晶テレビにつなげて HD&5.1ch Blu-rayコンテンツも楽しめます。

ちなみに基本スペックは3.8GHz i7-860 + 8GDDR3 + 128G-SSD + 4THDD + GTS250 + Blu-ray と 純粋なパソコンとしてみてもかなりハイエンドで、
MEDIA CENTER に フル対応しているので、リモコンで操作したり、ケースのLEDでPCの情報が確認できたり、Blutoothが基本なのでキーボード等も拡張性が高い、
Windows7マシンとして最高の出来です、そして当然静か、そしてPure PCですからケースインシュレータやハードディスクシリコンマウントなど、
振動対策等も完ぺきに行っています、AD/DAコンバーターは192KHz24bitのレコーディングクオリティ、マスタリングソフトには、
現実にレコーディングで使用されサラウンドにまで対応したSound Forge™ Pro 10をバンドル、完全プロ用なのに日本語化されていて使いやすい!
モニタはフルHDでLEDタイプ、音響測定用コンデンサーマイクにブームスタンドまで付いていて、これだけでかなりな事が出来ます。