JUNS Blog

JUNS株式会社の公式ブログです。主に開発・新製品や企業活動についてのあれこれ。

ビデオサロン7月号「映像制作機器ガイド2013」にJUNS製品掲載

ビデオサロン7月号の別冊「映像制作機器ガイド2013」にJUNS製品、多数掲載いただいています。
項目も時代に合わせて新設・整理されて見やすくなりました。
「スイッチャー/ミキサー」「配信システム」「編集関連」で掲載頂いています。


本物と偽物の意味を問う中国製マイク Shure SM58

6年くらい前、出たばかりのDELL2407という当時は高かったハイビジョン対応液晶モニターを机から落として液晶を割ってしまったことがある。DELLに電話すると修理するより新品を買ったほうが安いといわれとても悔しく思い、それではとネットに載ってるPCの液晶修理業者を探し片っ端から尋ねてみたが「その液晶は扱っていない」と断られた。
それでも諦めきれないのでオークションに幾つかの液晶部品を出展していた中国の人に問い合わせてみると「探してみる」との返事があり、数日後には「一枚2万円程度ならある」というので頼んだら1週間ほどで中国から液晶パネルが送られてきた。パネルの裏側を見ると Samsung Made in Korea とプリントされていて明らかに中国製ではない。壊した液晶モニターをばらして、割れたパネルだけを交換する、バックライトのインバーターTDK製だった、薄いフィルムの配線を恐る恐る差し込んで電源を入れると、あっけなく綺麗に表示されそれ以来今も使っている。中国の人に感謝のメールをすると「色んな工場の知り合いがいるから何でも言ってくれ」みたいな返事が帰ってきた。

今年の春頃、やはりオークションでいつも使っているSHURE58Aが極端に安く出展されているのを見つけた。明らかに中華モノだが写真で見る限りはコピーの域を超えている感じがする。前述のDELLのパネルの記憶があったので、確かめたくなり定番の57/58//87を頼んでみる。価格は並行輸入であるサウンドハウスの半額程度、SHURE JAPANの正規品と比べると1/3程度だった。
届いた商品をみるとメッシュやボディの塗装とロゴの色が少し異なるが、同時に見なければ区別は付かないレベルで、付属品や箱も徹底的に本物と同じようなものが付いてくる。メッシュグリルのねじ切りだけ一部異なっていたがインチとミリの違いかもしれない、つまりボディの金型は同じだけど組み立てちょい前の工程あたりから独自に作られた、例えばそんなものかもしれない。





次に肝心のマイクカプセルはどうなのかグリルを外して見ると、困ったことに、これは見分けが付かない。







そこでミキサーにつないで実際の音を比べてみたのだが、僕の耳では違いが分からなかった。
SHURE SM58 は Made in Mexico の筈で中国とは縁もない様に思うが、どうにも完全な偽者とは思えない。
少しでも音に関係ありそうな部品の違いを探すと、ケーブルにつなぐキャノンのオスがノーブランド品であった程度だ。

これが来てからしばらく忘れていたが、先日いつもお世話になっているプロのエンジニアであるSさんに聴き比べをして頂く機会をもてた。


SHUREの偽者は何回か見たことがあるが、たいていの場合は握った瞬間に軽さで分かるが今回のものは重さの差は感じない、ベッドフォンで確かめるレベルでははっきりした差は無く、むしろ使い込んで古くなった本物の58の方が悪かったりするし、本物の新品でも個体差があるので、現場であらかじめセットされていたとしたら気がつくことは無いだろうとの事だった。
今まで何十年かにわたり、おそらく数千本の58を使ってきたプロの耳で聴いてそうなのだから、これが単純に偽者と言えるかとなると、かなり難しいことになる。

今回の中華マイクの背景にはとても大切な問題が存在する。
たとえばリチウムイオン電池SONYが世界で始めて商品化し、今も世界一のシェアを日本が持っているが、猛烈な勢いで中国製のリチウムイオン電池に追い上げられている。
シャープが育て、日立がIPSという今日の標準的技術を確立し、少し前までは日本の独壇場であったテレビが、韓国に追い上げられ、Pansonic/シャープ/ソニー/日立が天文学的な損失を計上したのはご存知の通りだ。
日立はテレビの自社生産をやめ、SONYはリチウムイオン事業の売却を検討している、シャープにいたっては今も倒産との綱渡りの最中である。
電気自動車の時代を目前にし、二次電池技術は日本産業の運命の要であるが、この部分を日本が守り通せるかどうかは不透明だ。もし日本の自動車産業がテレビの様に中国や韓国に追い上げられてしまったら、この国の姿は大きく変わってしまうことになるだろう。しかし技術というのは容易に流出するし、特許に期限があるように、役に立つ発明や技術は一定の期間が過ぎれば誰もが利用できる方が良いというのも歴史の答えである。グーテンベルグが発明した印刷に今も特許があったりしたら、歴史は今ほど発展していなかっただろう。だからと言って技術が無限に盗まれれば、技術そのものを開発する土台が無くなって、これもまた歴史を止めてしまうことになる。

たかだか数千円の中華マイクの背景に、とてもとても巨大で難しい問題が存在していると思った。

HDMI to Component コンバーター と 格安レコーダー AVT-C281J

コンバーターには不思議な魅力がある、カメラのレンズに似ていて、数千円程度の中華モノから100万近い業務用まで数え切れないほどの種類があり、組み合わせれば無限に機能が増えていくので際限なく揃えたくなる、また業務には必須のアイテムでもある。

先日1万円という格安のHDレコーダーが出てこれは欲しいと思わせたのだが入力にはアナログコンポーネントしかない、こんな時の悔しさをコンバーターは解決してくれる、たとえれば日本語以外に英語や中国語が使えればビジネスや出会いの可能性が広がるようなもので、しかも語学と違いコンバーターなら一定のお金さえ出せば直ぐに使える。と、思いきや、以外にもそう簡単にはいかないのが世の常である。そこで今回は低価格映像機器やハイビジョン動画コピーなどの用途で根強い実需をもつ HDMI から アナログコンポーネント に変換する民生用コンバータを幾つか検証してみたい。


*1万円程度の格安で販売されているHDレコーダー*

数年前までならチューナーやテレビにはD端子というアナログコンポーネントが装備されていたが、違法コピーの問題より現在販売されている機器では廃止されている。カメラでもアナログコンポーネント出力は業務用に限られつつあり、しかも専用の高価なケーブルが必要になる。実際殆どの場面でアナログコンポーネントが無くても困らないというか、わざわざデジタル信号で撮影されたものをアナログに変換すると画質が落ちるわけだから、あっても意味が無いような気さえする。
というわけで今はデジタルのHDMI全盛時代になっている。HDMIは単にデジタルで映像を送れるだけでなく様々な機能が追加されていて、最近では4Kなんていうハイビジョンの4倍の解像度にも対応したし、12bitの深い色再現や8chのサラウンド等もケーブル一本で送ることが出来るので便利この上ない様に思える。しかも付加機能としてイーサネット信号やチャンネルの切り替え信号など様々なオプションが用意されている。
これら多数の機能を実現するためにHDMIではつながった機器同士が「僕はxxという名前でこんなことやこんなことが出来るんだけど君はどう?」なんて会話を行い、両者が折り合う機能のレベルを最初に決める。しかし世の中にはHDMI端子の付いた機器といっても古いのやら安いのやら様々なものが存在し、折り合いの交渉が付かないことがある。しかも世界中にある何十万種類のHDMI機器が会話することになれば、言葉が通じなかったり、同じ単語でも解釈の違いなどが出てきてまともに動かないことも珍しくない。最近の大型液晶テレビ等は念入りに作られているのでHDMIをつないでも映らないということは少なくなったが、安い中華モノのHDMI機器では運に賭けるしかないのが現実だ。いつまでたってもアナログコンポーネントがなくならない理由にはHDMIの複雑から来る不確かさを避けて、映像信号以外入っていないアナログコンポーネントのシンプルさが好まれるという理由もある。コンバーターの王様であるスキャンコンバーターでは入力にアナログコンポーネントとRGBを使えるようにしたものが多いのもそんな理由から来る。デジタルは劣化しないというが、それは決まった規格をそのまま伝送した場合であり、1920x1080の映像を720x480に変えればデジタルでも劣化するのが当たり前なように、デジタル機器でも現実には様々な変換が行われており、殆どの場合、デジタル機器でも直列につないでいけば品質は劣化していく。逆に最近はAD/DAコンバーターの性能が極端に上がっているので、アナログコンポーネントを何回か通しても昔のコンポジットビデオのような目に見える劣化は殆どないといっても良い。

そこでデジタルとアナログの橋渡しである HDMI to Component コンバーターの民生品を幾つか揃えてみた。民生用と書いたが、HDMI to Component というのは業務用では特殊な存在で、何かの機器を騙してコンバータにする方法はあっても、専用機というのは見たことが無い。専用機で近いのはDVIからアナログコンポーネント/RGBに変換するものになるのだろうが、これも実物を見たことが無い。この分野は民生独特の世界なのかもしれない。


写真のOC-HC200は既に製造されていないが、例のHDMIの会話の一部をボタンで制御できるもので、オークション等で今も販売時より高値で取引されている。殆どのHDレコーダーは1080i用なのだが、HDMI機器同士がうまく会話できないと異なる解像度に変換されて送られてくる。他のコンバーター東芝HDMI機器をつないだところどうやっても720P以下の映像しか送られてこなかったのだが、OC-HC200のセレクトボタンを押すことで見事1080iで映像をアナログコンポーネントで受け取ることが出来た。
上記のHDレコーダーにフルハイビジョンを録画することが出来た。更にOC-HC200はHDMIの音だけをデジタルで取り出せたり、アナログコンポジットやS端子で映像を受け取ることが出来る優れものだ。発売していた頃、あと何台か買っておいても良かったかなと思わせる、いわゆる神機と呼ばれるやつだ。


HMC-601 はセレクターの機能とアナログRGB/コンポジット/S端子出力まで持たせたデラックスなものだが、OC-HC200のような解像度切り替え機能が無いので、相性の悪い相手とあたった場合には、どうすることもできない。しかし作りはしっかりしていて、実際使って相性問題で困ったことは無かった。こちらも製造中止されている。


この型番さえ書かれていないコンバーターは現在も販売されているかどうか分からない、探した限りは見当たらないが、またひょっこり現れるかもしれない。光デジタル音声とRGB出力を持つ優れものだが、特筆すべきはフロントにある「VGA/YPbPR」切り替えスイッチにある。これは通常のテレビ放送などで使われている色差規格とパソコンで使われているRGBを切り替え(変換)出来るもの。HDMIというのはパソコンにもビデオカメラにも同じ形のものが付いているが、流れている信号はデジタルであっても、パソコンはRGBでビデオカメラは色差という形式で、そのままだと互換性が無い。最近のパソコンのHDMI出力はつながれた機器がビデオ用と分かれば形式を色差に変換して出力するものも多いが、昔のものは絶望的だし、最新のものでも駄目なものも多い。そんなときこのスイッチ(色空間切り替えという)があると随分助かる。これは随分安かった気がするので、もし再販売されるようなら欲しいコンバーターだ。

現実的に今入手可能なHDMI to Componentコンバータはこの機械のみかとおもう、それも品切れがちだ。型番も書かれていないが複数のメーカーからOEM販売されている。5000円程度と安いし画質も悪くないのだが、CANONのカメラ(一部??)とつなぐと480Pでしか映像を受け取れなかったり、致命的なのはインターレスに対応していないのでHDレコーダーやスイッチャーで使う1080iが使えない。これは最近の中華モノというか安いHDMI機器に共通した問題でおそらく480P/720P/1080Pにしか対応していないHDMIレシーバーチップを使っているのが理由と思われる。インターレスに対応するとIP変換など高くついてしまうことと、最近のテレビは1080Pに対応しているから、家庭用大型テレビでコンポーネント出力しかないゲーム機をつないで遊ぶ分には問題ないし、ハイビジョンも720Pあればとりあえず困らないだろうという割り切りから来ているのだと思う。その代わり5千円程度というバーゲンプライスを実現しているから文句はいえない。しかしこれ以外の中華モノHDMI機器も同じ仕様のものが多く1080iが使えないのはビデオやスイッチャーを扱うものにとっては痛い。

ところで格安HDレコーダーの検証結果だが、廃熱設計に重大な欠陥があることが分かった。レコーダー自体が熱くなる上にハードディスクが完全に密閉されていて、大変な高熱になり、レコーダーの操作が出来なくなる。SSDならどうかと試してみたが、やはり高熱でコントロール不能になる。解決方法は簡単でUSBメモリーで使うようにすれば何の問題もおきない。画質は大型テレビで目を凝らして見ても分からないくらい鮮明。地上波と同じレベルは確保しているから使ってみる価値はある。ただしUSBメモリースティック限定であることを守り、所詮は中華モノなので万が一のことがあっても良い覚悟が必須だ。Roland V-HD40にはぴったりだと思う。

YouTubeLive にはビジネスへのこだわりを感じる


今年最後のJUNSの音楽番組『宍戸留美x津田大介 Oil in Life』2012年最後の回が終わった。クリスマススペシャルということでとても華やかな番組と成ったが、今年があと二週間も無いと気がつけば恐ろしくも思う。
実質2年以上休んでいたこのブログ『SuperPC JUNS』の最後のあたりはYouTubeの事をあれこれ書いているが、長いお休みに入った訳はUSTREAMで精一杯だったからという理由もある、この3年近くは心身ともにUSTREAMでいっぱいであった。
YouTubeUSTREAMは同じライブメディアというかネット動画なんだけど、今年の前半まではかなり異なっていた。生配信(リアルタイム)中心のUSTREAMアーカイブ(録画)中心のYouTubeという違いが分かりやすいが、今年よりYouTubeでも生配信が可能なYouTubeLiveが始まったことで、機能としてのUSTREAMYouTubeの差は無くなったと言って良い。むしろUSTREAMに待望していた生配信の再利用(アーカイブ)に関して全世界に何十億人ものユーザーを持つYouTubeLiveには総合的なインフラとしてUSTREAMを超える魅力がある。

また機能、性能と言っても良いがYouTubeLiveはUSTREAM等既存のライブメディアと比べて相当に高い面がある。たとえばお金のかかった動画配信などでは落ちるということは許されない、しかしH.264にリアルタイムエンコードしながら配信するネット動画は処理の複雑さ等もあり絶対に落ちなくするというのは難しい。YouTubeLiveをやって先ず感心したのがこの部分で、最初からプライマリーとセカンダリーの配信サーバーが用意されていて、二台の配信機を用いて同時に二重の配信を行うことが出来る、万が一片側の配信機が落ちた場合はバックアップの配信機からの動画に自動的に切り替えられるわけだ。
しかもYouTubeLiveの動画は解像度ごとに(720P/480P/360P/220P)それぞれの動画を配信する仕組みになっているので、この部分まで分けられれば一つの番組に対して合計8台の配信機を使うことも可能(試してないけど)のようで、一番怖い配信落ちという不安から逃れることが出来る。

USTREAMをなかなかビジネスに出来ない理由には落ちる可能性というのがあったと思う、滅多に落ちるものではなくても、お金を取って配信する番組では「ネット動画は落ちるもんなんです」では許されない。自信をもって確実に配信できないことがビジネスにするうえで障害になっていたことは間違いないだろう。

もう一つYouTubeLiveの性能として優れているのは、高画質とあらゆるプラットフォームでの視聴の両立を実現しているところだ。前述の様にYouTubeLiveでは一つの動画を720P/480P/360P/220Pの異なる解像度に分けて配信することが出来る。ちなみに740Pでは標準で2Mbpsという高いビットレートが想定されていて、これはPCやテレビの全画面表示にしても地上波と極端に異なる印象を持たないほどの高画質である。一方220Pでは画面は綺麗ではなくなるが3Gの電波しか届かないような場所で古いiPhoneを使っても番組を継続して視聴することが可能である。
USTREAMもサーバーやアプリで工夫して随分色んな環境での視聴が出来るようになったが、いまだに配信時のビットレートをいくつにするかで悩むし、モバイル専用の低画質チャンネルをサブに置くことも多い、このあたりの性能ではYouTubeLiveは飛びぬけているといって良い。

そもそもYouTubeLiveはネット動画ビジネスを前提として設計されていることがこの違いの基礎になっている。分かりやすく言えば商業としてネット動画に挑んでいないと、そもそもアカント自体を取得できないのだ。ここはYouTubeとYouTubeLiveの大きな違いでもあり、両者は同じ名で同じアプリで視聴できるにもかかわらず、目指している方向はかなり異なる。 

これが良いか悪いかを言うことはとても難しい。全ての人に動画配信を提供しているUSTREAMの存在が原発再稼動反対の首相官邸前デモを全国に知らせた功績は巨大だ。政府に支配されている大手マスコミから独立して全国の人に隠されていた光景を伝える様な使い方は、Googleからの招待制と法人アカウントが原則のYouTubeLiveでは実現しずらかっただろう。尤もデモの録画がYouTubeを通して全国に広まった事実も同時に存在するからGoogleが報道利用を避けているわけでは決して無い。

Googleが第一においているのはネット動画をビジネスまで持ち上げることだろう、3年近く関わってきて思い知っているのだが、これは並大抵なことではなく、YouTubeLiveが今慎重にライセンス(ライブパートナー契約)を進めているのは、この難しさを知っているからに他ならない。短編動画はブログの延長で個人でも世界が驚くような作品を生み出すことが可能だが、生配信(生中継)というのはカメラの数など機材ひとつとってもハードルが極端に上がる、無制限にチャンネルを乱立させるよりは、歴史や資産のある地上波と並べるようなネット配信が出来る組織を育てていったほうが良いとGoogleは考えているのだろう、だからパートナー向けのスタジオまでニューヨーク・ロンドン・ハリウッドに設立しているわけだ。

現在販売されている大型液晶テレビには標準でYouTube(Live)が見れる機能が標準で付いている。Panasonic等ではUSTREAMも見れるようになっているが、やはりYouTubeのインフラの方が圧倒的なことは間違いない。世界で最も飛びぬけて利用されているネット動画だ。USTREAMが登場した頃、地上波がUSTREAMに取って代わるように騒がれたし、放送局もそれなりの危機感を抱いたが、今一番そこに近い存在はYouTubeLiveなんだろうと思う。

もちろんUSTREAMやJustin/LiveStreamも更に進化していくことは間違いない、生配信に関してはYouTubeLiveより経験や実績もある。なにより各社共に配信の技術が近いので相互乗り入れも不可能でないと思われる。電波の様に配信形式をあわせていけば、同じプレイヤーでYouTubeLiveもUSTREAMも視聴することが可能になり、視聴者から考えればこの方が便利に決まっている、BSやCSに多くの配信会社が乗り入れていて、チャンネル毎に課金の契約をしているのを見れば、将来的にネット動画も同じ方法を選んでもおかしくない。

つまりはYouTubeLiveがこだわっているビジネスになる動画配信の道さえつかめれば、複数のインフラが共存することは可能だし、歴史をみても特定のものがインフラを独占するとたいてい良くない方向に向かう。しかし今はネット動画がビジネスになるかどうかという境目、いや正直に言えばビジネスに出来なくて共倒れしかねない状況にあるように思う。だから先ずはYouTubeLiveにブレイクスルーとしての期待をかけている、テレビ局より大きな資本を持つネット配信業者はGoogleしかないから、USTREAMへの恩を忘れたわけではないし、実際配信者の数で考えればYouTubeLiveはUSTREAMより何桁も少ない。しかしYouTubeLiveのビジネスへのこだわりはUSTREAMの配信者にとっても深い深いつながりのあることなのだ。

JUNSTV YouTube


ブランクもあって散漫とした文になっているし、なにか誤解を与えてしまいそうな表現の稚拙さがまずいとも思うが、何かしら毎日ページをアップして行きたいと思っています。どうかお付き合い下さい。