JUNS Blog

JUNS株式会社の公式ブログです。主に開発・新製品や企業活動についてのあれこれ。

5D MarkII + CONTAX ディスタゴン35mm/f1.4 でHD動画収録!!


昔、カメラに異常なほど凝っていた時期が合って
たぶんBodyだけで200台以上あった
何もかも全てと試していたら
一階と二階がカメラで埋もれてしまった

ミノックスから始まって
35mmはライカ IIIC/M3/M5/M6/CL
CONTAX T2/RTSI/III/G5
NIKON F4/5/FM2

一番はまったのは中判で
Mamiya C330/645Pro/RZ67
Fuji GX680II
ハッセル 500C/201F/SWC
ローライ2眼 2.8Bビオメター
プラナー/クセノター/80mm/75mm共にC/D/E/F
ゴールド/プラチナ/プラチナゴールド
ワイドローライ/テレローライ
F/ワイド/テレは220両用に改造
ローライフレックスSL66
ローライフレックス6008インテグラ
ゼンザブロニカ DX/C/S/S2/EC
大判はエボニーとジナー

呆れたことに映画カメラが
CANONスクーピック/エクレール
Bolex / Beaulieu 4008/R16
AATON Super16mmWithCCD
ARRIFLEX 16ST/35mm IIC/III
MOVIECAMシンクロ35mm/400F/1000F

これにそれぞれ複数のレンズが加わる
Zeiss/ライカ/NIKON/アンジェニューを除いても
ローライフレックス6008用
スーパーアンギュロン50mmF2.8
クセノター80mmF2 とか
35mm映画用のBNC-CANON ファーストセットから
Cookシネバロなんて新品だと500万もするズームまでありました
加えてスティディカムやらミニクレーンまで・・・

MOVICAMやARRI-IICなどどうしても売れないもの以外は
全て売ってしまって、今、手元には何もありませんが
良いなと思うレンズ2本に出会うことが出来ました

二眼ローライフレックス2.8Fに付いていた5枚玉のプラナー80mm/f2.8と
35mm用のCONTAX用ディスタゴン35mm/f1.4 です

最高と絶賛されるプラナー神話というのを確かめたくて
ハッセル用プラナーC/F80mm/f2.8 F110mm/f2.0
CONTAX G5用45mm/f2 RTS用50mm/85mm/f1.4 色々試したけど
どうしても分からない、二線ボケとかがガサガサと現れるし
ハッセルの80mmが何故あれほど神のように賞賛されているのか
いくら試しても遂に分かる事が出来なかった

その代わりこの二本の素晴らしさを知った
二眼レフ用の5枚玉プラナー80mm/f2.8は恋人を見つめる時の気持
CONTAX用ディスタゴン35mm/f1.4は体が感じる気配を写真として記録してくれる
他に代わるものがない奇跡的なレンズだと思う

両方のレンズの共通点は美しい色と溶けていくようなボケ味
乱暴や野蛮さが完璧に排除された柔らかい気の遠くなるような描写
けれどベス単とは違いピントを合わせた部分には硬く繊細な芯がある
そしてボケの部分には思い出がたっぷり記憶されている

5枚玉プラナーは1960年頃
ディスタゴン35mm/f1.4は1970年頃の設計だが
今もこの2本を超えたレンズを知らない

しかしCONTAXは金のないときに全て売ってしまった
5枚玉のプラナーは改造してブロニカS2に付けて今も持っているが
今更銀塩というのも厳しい

銀塩時代はコダクローム以外はフィルム/プリント
カラ−/モノクロ問わず全て風呂場で現像して紙焼きしていた

しかしNIKON E2が出てからはデジカメ一本になり
もうディスタゴン35mm/f1.4なんて一生縁が無いと思っていたが
Panasonic GH1でマウントアダプターのおもしろさを知り
早速CANON 5DにCONTAX 35mm/f1.4を付けてみることにした

果たしてこの古レンズはフィルムを遙かに超えた超解像度を持つCMOSで使えるのか
フィルムと違いツルツルピカピカのCMOSはフレアやゴーストを簡単に起こすが大丈夫か


■↑↑■ EF-S タイプボディはアダプタだけで全てのCONTAXレンズを使える

■↑↑■ しかし5D MarkIIの場合は内部とツメが干渉するのでヤスリで削る

■↑↑■ 再度売ることは考えずに思い切って1mmほど削る

他にもボディの個体によっては無限遠でシャッターと後玉がぶつかるものが有る
標準の24-105mm/F4で遠くにピントを合わせたとき
レンズの距離計が無限遠の始まりのラインぴったりなら大丈夫のようだが
レンズマウントの調節が悪く無限遠より奥に行くボディでは後玉があたる可能性が有るようだ

Zeissに解像度とは野暮な話だが、テストしてみる

■↑↑■ ディスタゴン35mm/f1.4 5DMK2/f8で撮影

■↑↑■ 上の写真の赤い枠の中をピクセル等倍

何の問題も無い、素晴らしい解像度だ
1972年にエルハルト・グラッツェル博士が発明した
マルチコートを信じ多数で複雑なレンズ構成と複雑なフォーカス移動を行うことにより
理論により徹底した理想のレンズを作るという偉業は40年近くを経た現在でも最先端だった
これは銀塩の頃には簡単にテストできなかったことなので(フィルムの解像度は600万程度?)
あらためて2000万画素でも、このレンズがびくともしないと知ることが出来なんとも嬉しい気分

下手な作例と試しに撮った動画を載せます
今回、動画には一切の色などの加工を施していません
昨日、井の頭公園で怪しく撮影しただけのものですが

http://www.youtube.com/watch?v=PkslKf9_yO0
編集使用PC JUNS Pro HD-Studio EDIUS Neo2 Complete
http://www.juns.jp

スチール 5D MarkII + CONTAX ディスタゴン35mm/f1.4



下手な写真ですが
http://d.hatena.ne.jp/JunsNote/
にあと何枚かおいてます
★ローライ二眼レフ用プラナー80mm/f2.8で撮影した写真をアップしました↓↓★

http://d.hatena.ne.jp/JunsNote/20090610/1244627736
★NIKON 初の一眼デジカメE2Nで撮った写真もあります↓↓★

http://d.hatena.ne.jp/JunsNote/20090609/1244584147
よろしければご覧下さい!!
■↓↓ Panasonic GH1 + CANON FD TEST は下のURLにあります

http://d.hatena.ne.jp/SuperPC_JUNS/20090530/1243679800