JUNS Blog

JUNS株式会社の公式ブログです。主に開発・新製品や企業活動についてのあれこれ。

マイクロフォーサーズ GH1 + Canon FDレンズでHD収録!!


映像の世界は5DMKIIの登場でかなり大きなショックを受けている
数年前REDONEが200万円で4KCINEMAを実現すると発表し、その余波は今も続いているが
4Kはカメラをいくら安くしてもモニターすら無い状況で結局は2Kで使う他無く
2Kとなればハイビジョンとの差は無いも同然で200万と言う価格は衝撃では無くなる

マウントにPL(ドイツのアリプレックスカメラと同じレンズを使う)を採用したから
一日10万とかのプライムやズームレンズセットを使用するためレンタル屋に行くことになる
そしてアクセサリーもアリフレックスのものを使える用にしているので
結局3,000万円のカメラと変わらなくなり、照明にHMIを用意し始めれば電源車の出動で
売り文句の衝撃価格200万なんて言うのはロケ数日分のレンタル代で消えてしまう

REDONEが革命的だったことに疑いはないが、継続性を思いPLマウントにしたことがプロの頭を切り換えられなくした
最初は画期的な価格のREDONEゴダールがボリューを使った様に今まで無かったことをやろうと志も高まるのだが
PLマウントのレンズ選びが始まると脳みそはいつもの映画製作モードに戻ってしまい
REDONEは単にソニーF35ARIIFLEX D-21の代用と化してしまうのだ

発表当初、何故200万という価格にみんなが心を躍らせたのか考えれば分かる
それは数千万もする4KCINEMAのカメラを無理すれば買える、つまり所有出来ると思ったからだ
しかし現実はかなり違った、買えるのはボディだけで他は通常の映画制作用のものを必要とするから
結局何千万もかかることとなり、REDONEはアリフレックスと同じようにレンタルして使うカメラとなった
今では誰もREDONEを個人で所有したいなどと考えていないだろう、幻想は消えてしまった

しかし5DMarkIIは違う、もともと個人が町のお店で買うスチールカメラが
おまけで動画撮影機能をつけたら数千万のデジタルシネマカメラと同等の画質が実現されてしまった
民生品ルートで販売される商品だから、明るいレンズを一通りそろえてもカメラ込みで200万もしない
アクセサリーも当然スチールカメラ用のもの、というかスチールカメラそのものなのだから
そもそもレンタルという概念は無く、普通に買って、個人が所有するのが当たり前だ
つまり当初REDONEに夢見ていた24時間365日いつでも思いついた瞬間に撮れる
予算や時間に縛られない映画カメラが5DMarkIIにより遂に作家の手に与えられたわけだ

しかも極端に感度が高いから照明も大がかりにならないしファーストレンズも安い
フィルムでは考えられない低照度でも手持ちのアベーラブルライトで楽勝に撮れる

カメラの画素数もREDONと同じ2000万でアパーチャサイズは70mm映画とREDONEの倍もある
動画も撮れるデジタル一眼レフの登場で革命と思われたREDONEは突然保守派に回ってしまった


そして最近の注目はお母さん向けに作られ樋口可南子がCMしている12万で買えるGH1だ
来月5DMarkIIのファームが変わり動画向けに最適化されるようだが
フルサイズの35mmスチルデジカメは70mm映画と同じアパーチャサイズなので
映画やビデオカメラ並の高倍率ズームレンズやファーストレンズを作る事は難しい
しかし最初から動画を考えて作られたマイクロフォーサーズなら
アパーチャーサイズは35mm映画とほぼ同じで
(ビスタサイズの映画は上下をカットしてフィルムを半分しか使っていない)
フランジバックに至っては20mmという画期的な短さを可能にし
他のカメラのようにレトロフォーカスによる巨大な前玉から解放された
高い設計の自由度により高画質と低価格を可能にした

14-70mm/T3.0が90万なんていう設定はここには無い
なんたって14-140mm/F4-5.6がカメラ付で12万なんだから

今はみんな5DMarkIIの極端な高画質ばかり驚いているが
注意すべきは若い才能が12万円のGH1を使い
驚くような映画を発表し始めたときだ
GH1は21世紀のゴダールを生みヌーベルバークを再来させる

遂に映像も音楽と同じようにプロとアマチュアの境界線が消滅する時が始まった
才能を誰もが作品化できる、昔なら何かに受賞するなりしなければ得られなかった映像制作の機会が
お母さんから借りたカメラで、世界公開出来る程のクオリティで、徹底して個人的に作れるようになったのだ


↑↑ 20mmと極端に短いフランジバックとちょうど35mm映画フィルムくらいのCCDが見える

しかしマイクロフォーサーズは去年生まれたばかりのフォーマットなので圧倒的にレンズが少ない

↑↑ 7-14/14-140/マイクロフォーサーズ->フォーサーズ変換アダプタ+NIKON-Fマウントアダプタ+20mm/F1.8

現在発売されているのは7-14/F4と14-140/F4-5.6だけで後はフォーサーズレンズ様変換マウントだけだ

そこで最近はやっているのが昔はプロ用として活躍したが、
現在は使用できるデジカメが無く極端な安価で投げ売りされている
CanonF1用のFDレンズを変換アダプタによりGH1で撮影に使うことだ
これも20mmという史上初の短いフランジバックによる快挙だ

↑↑ とっても簡単な構造のCANON FD -> マイクロフォーサーズ変換アダプタ

↑↑ FDレンズ 左から24mm/28mm/35mm/50mm/58マクロ/200mmF4/100-300mm/マクロリング/X2望遠
この7本のレンズをたった5万円でそろえることが出来た
特に28mm/F2を解放にすれば300万もする2/3インチ業務用ビデオカメラより遥かに力のある立体的な映像が得られる
また300mmにX2を付けてやれば35mmスチル換算で1200mmの天体望遠鏡並の望遠までも可能になる、
Panasonic製の7-14mm/F4.0から連続させれば約100倍もの焦点距離バリエーションが得られる
しかも、このブログに出ているもの全てを購入しても5DMarkIIレンズセットより安い

↑↑ 7mm

↑↑ 上の7mmの画像の一部分をピクセル等倍で切り取ったもの 画質は悪くない(撮影日が雨だというのに)

↑↑ 14mm

↑↑ 300mm

↑↑ 300mm + X2
これだけの高倍率を極めて安く実現出来る


↑↑ 28mm/F2.0
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肝心の動画も問題ない、まだなれてなかったので蛍光灯の下で妙なフリッカーが出ているけど、後で消し方が分かりました
この中古レンズを買いに行った時適当にとったもので恐縮ですが参考にして下さい、ほかにもYouTubeに沢山投稿されています
★JUNSではGH1の静止画と動画編集に最適化したPCを用意しています、今すぐ相談下さい★

http://www.youtube.com/watch?v=mdcOoERdJWk
↑↑ 上のアドレスからHDで見てください!!
★編集に使用したPC JUNS Pro EDIUS-Neo2 ★

5D MarkII + CONTAXは下のURLです
http://d.hatena.ne.jp/SuperPC_JUNS/20090608/1244458432