JUNS Blog

JUNS株式会社の公式ブログです。主に開発・新製品や企業活動についてのあれこれ。

究極のクリエイターPC 超高速Core i7 3.6GHzでDTM/DAWからHD編集・レタッチまで、しかもデュアルOS!!


最近の技術の進化速度には驚かされる
年末のCore i7という強力な新世代CPU登場に続き
Adobe CS4による64bitネイティブサポートとCUDA対応
Core i7だけでもずいぶん速く成ったが
超メジャーソフトPhotoShopCS4の64bitのネイティブとCUDAへの本格対応
ポスターなど画素数が多い上に何十とレイヤーのある画像処理は
ひとつマウスをクリックする毎にコーヒーが飲めるほどのノロノロ動作だったのが
64bitネイティブとCUDAに対応することで10分が10秒になるようなレスポンスと
クリエイティブに欠かせないストレスのない気持ちよい動作が実現した

しかもCUDAは数百個のストリームプロセッサにより
今まで途轍もなく時間を消費していた動画のエンコードなどを革命的な速度に変えた
このAdobeCSとCUDAの誕生は今年、間違いなく映像の世界を新しくする

しかしDAWつまり音楽は無理だろうと思っていた
コンピュータを最初に導入したのはリズムマシンから始まる電子楽器だが
音楽の世界は古い物も大切にする

というかビデオや映画や写真より歴史が古く
いまだに数百年前のバイオリンやオルガンを使って演奏するのだから
音楽のコンピューティングは使い捨てでなく
そこが逆に難しさにもなり
64bit化は一番遅れると思い込んでいた
何しろ今まで販売したDAWPC全てがWindowsXPなのだから

それが突然変化を始めた
本当に突然だ

あまりに突然だったので
とりあえず全てのパターンに対応できるものを考えた

つまりXPとVista64bit両方のOSが使えること
しかしXPとVista64bitはデータを共有でき

例えば曲作りの前半までは、なれたXPで作業を進め
ある程度、トラック数などデータが重くなり始めたところで
Vista64bitにバトンタッチする等のワークフローを作れる

一台の高速なDAW-PCの中に
使い慣れたXPマシンと
超高速で12Gbyteものメモリをもつ
64bitVISTAマシンを
二台詰め込んだ

しかし殆どの部分は共有化するので大きくもならずコストも最高に抑えられる
データや周辺機器も共有化出来るがOSやアプリケーションは完全に独立しているので
XPでしか動かないソフトやデータを使って作ったオブジェクトを
VISTA64bitでMIXしたりすることが簡単だ

また、たとえばXPが突然壊れてもスイッチをVISTA64bitに切り換えるだけで
直ぐに作業を始めることが出来る、そんなセキュリティや冗長性での利点も有る



この仕組みは上の図の通り大変シンプルで
1TBHDD 2台に それぞれ XP と VISTA64bitをインストールする
どちらのOSつまりHDDを使うかをDualBoxで指定すると
使わない側は切り離されて
つまり電源を落とされてしまうので
全く無いと同じ状態になる

しかし
1.5TBHDD x 2 = 3TB RAID0 の 超高速スピードディスク
DVDやCD-R/bru-ray の光ドライブ
そしてホットスワップに対応したリムーバブルディスク
ポートマルチプライヤに対応しeSATAケーブル一本で4台(最大6TByte)の外部HDD
これらはどちらのOSが立ち上がっている時にも使用することができ
そこに書き込まれているデータは両方から読めるし
また両方のOSからそこにデータを書き込み
もう一方のOSにデータを渡すことが出来る

このマシンなら
もしDAWソフトやプラグインが64bitに十分対応できていない部分があっても
XPとVISTA64bit版両方の全ての良いところを活かすことが出来る



しかも上のベンチの通り途轍もなく高速だ
QX9770よりCore i7の一番高い965よりも遙かに高速
単にパソコンとしてみても他には無い性能を持っている

そしてDAWで欠かせない静音も実現している




フロントの真ん中に12cmファンを取り付け
最も熱くなるCPUクーラーとGPUに冷気を送り
背面の12cmと天井の20cmファンで外部に熱を排出する

密閉するのが静かになるように思うが
熱が出るのは変わらないから
密閉して静音化するには
あるていど性能を犠牲にして温度を下げなければならない

しかし今回64bitを活かすには一切性能に妥協できないどころか
どこにも無いほどの高性能を持ったマシンで試したい

そこで徹底的に低回転のファンを集め
もともと音の極めて小さいパーツでくみ上げる
今回はCPUクーラー自体はファンレス
それでも64bitで3.6GHz/12Gbyteメモリで
軽々と走っている



騒音レベルは斜め前30cmの距離で35db程だった
かなり静かなPCに入ると思う


http://auralvampire.com/index.html

また音楽を作れるだけでなく
MySpaceYouTube向けのPVを作る機能もばっちりだ
CUDAに対応した9800GTを使用しているので
最近のハイビジョン画質のYouTubeデータへのエンコード
HDV1440x1050/30i/25Mbps/10分の素材をH.264/720x480/30Pにわずか3分40秒で変換できる
実時間の3倍の速さだ

とにかく最強のマルチクリエイター向けマシン
春に発売される注目のあのソフトでも動作確認済みです

■VenusSuper64 仕様■
CPU Core i7 3.6GHz
超大型ファンレスCPUクーラー
メモリ 厳選DDR3 12Gbyte
ハードディスク システム1TB x 2 + ワーク1.5TBx2=3TB
RAIDコントローラー SIL
GPU 9800GT
DVD Pinoneer スーパーマルチ
64タイプ対応 スーパーマルチカードリーダ
TI チップ搭載 IEEE1394カード
NECチップ搭載 USB2.0カード
eSTAT ポートマルチプライヤ RAID0/1/5/10 SIL3132カード装備
ホットスワップ対応 リムーバブルHDDケース
OS切替機DualBox
WindowsXP & Vista64bit 正規版インストール済み
750W静音電源




さてPhotoShopCS4 用32GbyteDualXEONマシンの結果もお知らせしないといけないし
一応GTX285-3WaySLI全水冷も準備できたのでスコアだけでもお伝えしたい
あとメルマガに書いたカラーマネジメント「マンキ」も
ついにこの値段でやってくれたという逸品なので紹介したい

なんて欲張ってばかりで
結局なかなか進まないが
最近社食の机に4モニターアームでマルチモニター組んだら面白かったので
一度8モニターマルチというのも設置してみたいとか
色んな事思っている

でもやっぱりCS4とDAWですね
この二つは本当に革命的ですよ

これがみんなに伝わらなかったら
PCの世界はネットブックの安売り競争で全滅以外無いでしょう

なんとか64bitやCUDAの素晴らしさを
役に立つとか気持ちいいという実益として
お客様に伝えたいと思っています

うちはオーダーメードPC屋なので
ホームページにない物でも
可能な限りお客様の要望に近い物を考えます

お気楽に「今すぐ相談」くださいね!!

山中潤