JUNS Blog

JUNS株式会社の公式ブログです。主に開発・新製品や企業活動についてのあれこれ。

Core i7 vs Skulltrail 超ハイエンドPC ガチンコ勝負!!


■↑↑■JUNS Ultimate Phoenix (Skulltrail)


■↑↑■TopGamer Ultimate-i7 (Core i7)

最近のドライバーでSkulltrailのスコアを取っていない事を気づき
昨日、納品前のSkulltrailマシンで検査をかねてテストしてみました

流石Skulltrailは基本がワークステーションですから
素晴らしく安定しています
マシンごとの個体差というのが殆ど無くて
同じセッティングでどれもちゃんと動くのです

Core i7 ではHTにより仮想8Coreが実現されましたが
Skulltrailはリアル8Coreです
クロックは両方ともに同じ4.2GHz
さてさてどんな結果が出ることでしょう

先ずは定番のSandraから


■↑↑■JUNS Ultimate Phoenix (Skulltrail 4.2GHz)


■↑↑■TopGamer Ultimate-i7 (Core i7 4.2GHz)


■↑↑■ノーマル Core2 Q9650 3.0GHz

Skulltrail −−153730MIPS
Core i7 4.2GHz −−107108MIPS
Core2 9650ノーマル −−50184MIPS

綺麗に5万MIPSづつの差が出ました
Skulltrailは流石で15万MIPSというのは
普通あり得ない程の性能です

しかしスーパーコンピュータ等で
よく使われているMFLOPSで見ると

Skulltrail −−109171MFLOPS
Core i7 4.2GHz −−94278MFLOPS
Core2 9650ノーマル −−44222MFLOPS

Core i7 が Skulltrail に肉薄します
科学計算やマルチメディアの部分でCore i7 は
画期的な演算エンジンが導入されているようです

それでは実アプリのエンジンを使ったレンダリング
つまりCINEBENCH R10を試してみます


■↑↑■JUNS Ultimate Phoenix (Skulltrail 4.2GHz)


■↑↑■TopGamer Ultimate-i7 (Core i7 3.8GHz)


■↑↑■ノーマル Core2 Q9650 3.0GHz

Skulltrail −−30712CB
Core i7 3.8GHz −−22209CB
Core2 9650ノーマル −−11753CB

と順当な結果が出ていますが
Core i7 のみi7-920-3.8GHzのデータになっています
もしCore i7 4.2GHzが24000CBくらい行くとなると
これはかなり驚異的な速度です
今度やってみます

最後にお約束の3DMARK VANTAGEです


■↑↑■JUNS Ultimate Phoenix (Skulltrail 4.2GHz GTX280SLI)


■↑↑■TopGamer Ultimate-i7 (Core i7 4.0GHz GTX260-216SP-SLI)


■↑↑■ノーマル Core2 E8600 3.3GHz GTX260-216SP-SLI

若干一貫性が失われていますが
だいたいの傾向は見て取れます

VANTAGEは4Coreまでしかサポートしていないようなので
8CoreのSkulltrailと4CoreのCore i7で違いは出ません

しかしSkulltrailはGTX280-OC水冷
Core i7 はGTX260-216SP-OC水冷
ビデオカードの格が一つ違うのですが
GTX260がとてもクロックアップしやすいので
水冷にしてチューニングすれば逆転することもあるようです

ノーマルのGTX260-216SP空冷はP17056と大きく劣っています
ただGTX260-216SPにしても速くは成らず
やはり水冷とチューニングが不可欠なことが分かります


■■結論■■
絶対的能力や確実性ではSkulltrailが大きくリードしますが
Core i7 はマルチスレッドや科学演算(マルチメディアも)が大幅に強化されていて
しかも一番安いCore i7-920でさえSkulltrailの70%ものレンダリング速度を持つとなると
これはかなり驚異的な出来事と言えます
Core2がCeleronの様に思えてくるほどです

しかしCore i7は電源がとても難しいし
なによりノーマルで使ってはあまり力を発揮出来ません

しかしとにかく凄いCPUです
テストするほどに分かって来ます

SkulltrailはDualCPUでクロックアップ出来るという
前代未聞のプラットフォームで
二度と発売されることは無いでしょう
絶対能力としてはいくらCore i7が頑張っても届かない力を持っていますから
とにかくスピードが欲しい方には販売されている間に購入されることをお勧めします
日本中あわせても新品のCPUが10個(5台分)くらいしか無いようですから・・・

                                                • -

(注意)このブログは全て水冷でオーバークロックした状態で評価しています
通常メーカーやショップで購入されたPCはクロックはノーマルの状態なので
ここに書かれている結果とは大きく違うことがあります気をつけて下さい
JUNSのPCは殆どがオーバークロックされている、かなり特別な物です
お問い合わせをお待ちしております

SuperPC JUNS
http://www.juns.jp/