JUNS Blog

JUNS株式会社の公式ブログです。主に開発・新製品や企業活動についてのあれこれ。

玄光社「小型映画」に馳せる思い

かつてビデオと違い、8ミリは編集することがわりと当たり前だった。時間があたりのコストが高かったし、一巻で3分しか撮れないから、誰もが真剣かつ工夫を凝らして撮影した。
そんなマニアが必ず愛読していたのが「小型映画」という月刊誌だった。70年代末の自主制作映画ブームの時期、僕も、毎号、擦り切れるまで読んだものだ。

f:id:SuperPC_JUNS:20171220191705j:plain

「小型映画」の名に相応しい、ゴダールが愛用したフランス製のボリュー。今見ても美しいカメラだが、カメラは映画という芸術の一員だったから、美しさは必然だった。
フィルムカメラは表現の手段。つまり、ペンやギターの様に、持ち歩き、自分の芸術を高める為のものなのだ。

f:id:SuperPC_JUNS:20171220191623j:plain

しかし、ビデオカメラに押され、82年10月に「小型映画」は休刊し、役目は「ビデオサロン」に受け継がれる。
休刊号には佐藤忠男さんが「いまや小型映画はエリートの手に託された」と言った文を寄稿されていて、当時はよく意味が分からなかったが、あれから35年経って、8ミリが生み出した作家の数を見ると、その通りだったのかもと、思ったりもする。

残念ながら、僕は映画で成功することは出来なかったが、「小型映画」の直系である「ビデオサロン」に多くの機材を紹介して頂ける(零細だけど)映像機器メーカーを作れた。

f:id:SuperPC_JUNS:20171220190138j:plain


人生は不思議だ。自主制作映画少年だった頃は商売人になるなんて思ってもなかった。
それは、ガロにのめり込んでいたら、漫画家にはなれなかったけど、青林堂の社長になっていたのと何処か近い。
「小型映画」や「ビデオサロン」を出版している玄光社が「北原白秋」から生まれて、社長さんは今も北原さんだというのも何となく凄い。

かつて所有していたボリューやキャノンたちが今もいればと思ったりするが、実は大きすぎて処分もされなかった、35mm映画カメラはまだ3台も手元にあったりする。


そのうちアリフレックスIICはそれなりに美しいし、キューブリックが生涯愛し続けたカメラだったりするので、こんど倉庫から出して磨いてみようかと思うが、倉庫の中に無かったらと思うと、怖いから、実行できない。あれは、あるはずなんだけど、どうかなあ、、、
http://kubrick.blog.jp/archives/52151574.html


LiveCAMコントローラとLiveCommandの同期モデルをInterBEE2017に出展!

InterBEE 搬入があと2日に迫った。

f:id:SuperPC_JUNS:20171111184958j:plain


このところ体調を崩して怠けていたが、土日で奇跡のLiveStudioハードウェア版を作っている。ソフトウエア版と違って、クラウドの映像をバシバシスイッチング出来るヤツ。

既存の各コントローラーも連携して動くようにI2Cで結んで便利にした!
リモートカメラコントローラーでカメラを選ぶとATEMのプレビューに選択されて使い勝手が良い。

f:id:SuperPC_JUNS:20171112140056j:plain


いつもスイッチャーとリモートの二つのボタンで頭が混乱したが、ライブコマンドのボタンだけで済む。

f:id:SuperPC_JUNS:20171112140142j:plain


今日は更に沢山のデコーダーをつなげる。このちっちゃいarduinoはARMでシリアルが6個にI2Cが2個もある。

f:id:SuperPC_JUNS:20171112140213j:plain

ギリギリで新しい事はしないという大人ではないので、このマイコンを使うことにする、締め切りは明日だ!

ラズパイ とか素晴らしいけど、立ち上がるのが遅くて、それが嫌い。PC6001から始めたマイコン人生だ、OSなんてなくても良い。1秒で立ち上がってくれなきゃ。

f:id:SuperPC_JUNS:20171112140400j:plain



動画とかは無理だけど、音はそれなりに扱えるみたい。検索しても、日本語のブログとかが全くないのも良い。Aruduinoの環境で動くようだ。コントローラー系はこれで行くことにしよう!



国際放送機器展 InterBEE 2017
11月15日(水)~17日(金)
みなさまのご来場をお待ちしております。

http://www.inter-bee.com/ja/
JUNSブース: ホール4 ブースNo.4106

 

コネクタ着脱可能!な、光HDMIケーブル OPTIMAN 4K HDMI2.0a

4K/HDR 最新のHDMI2.0aに対応したOPTIMAN光HDMIケーブルに、かねてよりリクエストの高かった 着脱可能なタイプができました。

デモ機をテスト中。

f:id:SuperPC_JUNS:20171005124845j:plain

こんな感じで、HDMIコネクタ部分を取り外すことができるので、古い建物の細い管内や、既に他のケーブルで隙間のない管内などに通しやすく、施工に向いたタイプとなります。

f:id:SuperPC_JUNS:20171005125149j:plain

SOURCE(送り)側、DISPLAY(受け)側、両方のコネクタが取り外せます。

f:id:SuperPC_JUNS:20171005125338j:plain

外されたコネクタはこんな感じ。

着脱も、スリーステップで簡単です。

f:id:SuperPC_JUNS:20171005125611j:plain

ワン

f:id:SuperPC_JUNS:20171005125552j:plain

ツー

f:id:SuperPC_JUNS:20171005125701j:plain

ポン

留め具がついていてカチッとはまる構造なので、抜けの心配もありません。


個人的には、ケーブルの印字デザインが好きです。

InterBEEまでにはリリースの予定ですが、すぐにでも欲しいという方がいらっしゃいましたら、直接お問い合わせいただければ幸いです。

基本モデルはこちら

 

 sudo

「編集ソフト」としてもかなり優秀!DaVinci 14がキテる!

JUNSでも数多くのシステムに取り入れているブラックマジックデザインさんで、SI向けのセミナーがあり、(何気に初めて)新宿のショールームへ行ってきました。

新宿御苑が近くてうらやましい!

f:id:SuperPC_JUNS:20170804133334j:plain

f:id:SuperPC_JUNS:20170804132428j:plain

f:id:SuperPC_JUNS:20170804133259j:plain

このショールームでは、販売されているほとんど全ての製品を見ることができるとのことで、フィルムスキャナーも鎮座してました。が、

今回の目玉は、新しくなったDaVinci 14。
f:id:SuperPC_JUNS:20170804132357j:plain
有償版の「Studio」の価格が10万近く下がったことも大きな変化ですが、それ以上に編集機能や、昨年買収したFairlightのオーディオエンジンをフルに活用したMA機能の追加、ネットワーク越しに複数のユーザーでプロジェクトを共同で編集できるコラボレーション機能など、12まではグレーディング要素の強かった印象から一転、撮影~完パケまでの作業をDaVinciだけで行えるノンリニアソフトとして、かなり秀逸に仕上がっています。

ソフトは買いきりでアップデートは無償、またドングル認証なので複数のPCで簡単に使用でき、基本的にインターネットへの接続も不要です。
これは以前からの特徴ですが 特にGPUの部分で、積めば積むほどハードウェアのパワーを効果的に使用してくれる点もDaVinciは優秀で、4K8K編集やRAW/log編集の選択肢として、かなりポイント高いと感じます。


色々と機も熟しましたので、新しいJUNSの編集マシンでも、DaVinci最適化モデルを展開していきます。編集の内容やワークフローによって、最適なモデリングは異なってきますので、そのあたりの情報も今後 順次ご紹介していく予定です!

sudo

高田馬場オープンスタジオでの座談会配信

倉本聰脚本の昼ドラ「やすらぎの郷」で石坂浩二ミッキーカーチス山本圭が海辺で釣りをするシーンそこだけがクロマキーなのが気になってしょうがない今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

昨夜は高田馬場にあるスタジオで、座談会の中継を行いました。https://www.echigoyastudio.jp/takadanobaba/

f:id:SuperPC_JUNS:20170703200128j:plain

プラットフォームはYoutubeFacebook、LINE LIVEの4chで配信しました。LINE LIVEは今まで通常のアカウントではPCからの配信に非対応だったのですが、先月から一般ユーザーにも公開されWirecastからも配信を行えるようになりました。
設定などの詳細は後日、JUNSのサポートページでも紹介します。

f:id:SuperPC_JUNS:20170703200419j:plain

暗闇で光るはLiveCAMコントローラ。
カメラはカメラマン付が3台、リモートカメラ「LiveCAM」が3台の計6台。
LiveCAMはイーサネットケーブルでつなぎ、オペレート卓から制御を行っています。

ライブ・カラーコレクション対応!新世代リモートカメラを画期的な価格で!LiveCAM(ライブカム)| JUNS(ジュンズ)

中継スタッフは4名。血液型は全員O型!
・ディレクター 兼 スイッチ
・音声 兼 リモートカメラオペレート
・カメラ(3台のAC160を1人でオペレート)
・配信

f:id:SuperPC_JUNS:20170703202311j:plain
スペースが限られることの多いネット配信の現場では、島を小さく、いかに1人何役をこなせるかが肝でもあります。

f:id:SuperPC_JUNS:20170703230230j:plain

LiveCAM61
黒い子が今週末に開催される九州放送機器展への出展で不在のため、白い子が助っ人で投入。

f:id:SuperPC_JUNS:20170703230246j:plain
コンパクトなLiveCAM30。
ひとりは、三脚の上から広角で、もうひとりは座談会のテーブルから人目線で縁者さんを狙います。

f:id:SuperPC_JUNS:20170703230300j:plain

f:id:SuperPC_JUNS:20170703230310j:plain

撮影場所は吹き抜けで外とつながっています。
昨日は夜も気温が下がらず、演者さんとカメラマンはなかなか厳しかったと思いますが、オープンな場所でこその空気で、トークも弾み一体感の感じられる良い画が撮れました。