JUNS Blog

JUNS株式会社の公式ブログです。主に開発・新製品や企業活動についてのあれこれ。

プロとアマチュアが同じ機材を使う時代のクリエイティブとは

昨夜は、月に1回ネットで配信している「宍戸留美×津田大介 Oil in Life」102回目の放送でした。ゲストはSUGIURUMNさん。
OIL初のDJプレイスタイルでお届けしました。

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演者の手元と顔をねらうリモートカメラLiveCAMを並べて配置。

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並ぶとかわいい。

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NATIVE INSTRUMENTSTRAKTOR

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SDI1が、並んだLiveCAMの左の子。SDI2が右の子。
SDI3と4は三脚固定のAC160
HDMI1はクレーンのAF105
HDMI2は上から狙うLiveCAM61
DVIはちょっとPONからの素材出しです。

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打ち合わせの時に、SUGIURUMNさんの「ゆるキャラとセッションしたら面白いかも」というアイディアで、急きょTwitterで募集して日野市から来てくれた うさぎのロップとのダンスタイムは、私の大好きな『未来世紀ブラジル』的な世界観に仕上がっています。

津田さんとのトークは、デジタル時代の曲作りに関して。
機材の進歩で、プロとアマチュアがまったく同じ機材を使うようになった今、プロがどのような創作をしていくべきなのか、という話はすべての業界に通じる話でもあります。

JUNSにしても、そのような時代だからこそできる役割があるわけで
「さらなる工夫と頓智が必要。古いものもいいけれど新しいものも絶対に試すべき」というSUGIURUMNさんの言葉には、機材を提供する側の立場としても活を入れていただきました。

SUGIURUMNさんの3年ぶりのアルバム「AI am a boy」は人工知能をテーマにされていますが、人の考えることやつくるものにアイディアやパッションや何か1つでもプラスαの薬味を添えられるようなモノやサービスを提供したいという思いは創業時代から変わらず。
今週は新製品のリリースも控えているので、耳を逆立ててJUNSも頑張ります!

www.youtube.com

Amazon.co.jp: SUGIURUMN, スギウラム : AI am a boy. [国内盤CD] (BWRCD-003) - ミュージック

 

sudo



「aiwa(アイワ)」ブランド復活に期待

上野の不忍池から見えたaiwaの大きな看板。SONYに買われたのち、いつの間にか会社ごと消えてしまっていたが、復活すると聞き嬉しい。
かつてCDのマスターはDATで作るのが当たり前で、プロミュージャンもDATを持って歩いていたものだ。その主企業であったオーディオメーカーaiwaが復活する。山水から始まり、多くの日本のオーディオメーカーが海外のファンドに買われ、消えたブランドもある。aiwaにはもう一度プロ用機材を出してほしいが、難しいかなあ、期待だけしておく。


写真は、aiwaとは関係ないけれど先日旧知の山作戦さんが行ったMC無し、1カメ、1時間一本勝負ライブ配信のヒトコマ。

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アーカイブこちらで見れます。

freshlive.tv

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JUNS LiveCAM×池上通信機 iHTR-100 series の全国行脚はじまる!

LiveCAMと池上通信機の通称「ひかり太郎」映像パケット化多重光伝送装置iHTR-100 seriesの接続テスト。
RS232C接続で問題なくつながりました。

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「ひかり太郎」の詳細はこち

iHTR-100 series 映像パケット化 多重光伝送装置 – Ikegami

最大8系統のHD-SDI信号(オプションでカメラケーブルにも対応可能)をまとめて 光ファイバーケーブル(LCシングルモード)で長距離伝送を行える装置です。

「ひかり太郎」の産みのお父さんより RS232Cに対応しているので、LiveCAMの映像信号と制御信号を同時に送れるのではないか、とお話をいただき、テストしてみたところ問題なく動作しました!

 

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この装置を使用すれば、最大40kmの距離を、カメラからの映像とコントロール制御信号の両方を引き延ばして扱うことが可能となります。

 

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LiveCAMは安価なのに、フォーカスやアイリス、ホワイトバランス、色味をマニュアルで制御できるので、他のカメラとの組み合わせにも使用しやすいと池上さんからもお褒めの言葉をいただき、丸い筐体に喜びを隠し切れない子たち。

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SDI信号(LiveCAM61テスト時)テストにもクリア。

 

今週末から、東北映像フェスティバル2017、九州放送機器展の池上通信機ブースで展示されますので、お近くの方はぜひお立ち寄りください。
JUNSスタッフはおりませんが、IKEGAMIさんの若手ががっつり説明してくださる!はずです!

東北映像フェスティバル2017「映像機器展」 | 一般社団法人 東北映像製作社協会

九州放送機器展(QBEE)|九州最大のプロ向け放送・業務用機器展

ポケットにしのばせたい『映画テレビ技術手帳』

会社の掃除をしていたら、生徒手帳みたいな手帳が出てきました。
なにこれ。かわいい。ポケットにしのばせたい。

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B7 手のひらサイズ。

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中を開いたら
『映画テレビ技術手帳』総目次
・映画用フィルム
・映画撮影
・映画撮影用レンズ
・測光計器・フィルター
・現像
・映写機・編集卓
・テレビジョン
・録音
・照明
・一般
・規格
とあります。

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このようなフィルムカメラの構造や、レンズの光学式や、色温度についての説明、マイクの周波数などの 映像製作に関わる「いろは」が全て掲載されている手帳なのでした。


300ページくらいあって、巻末に80ページくらい広告が入っています(すごい!)
90年代の最先端。

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マイクだけは変わらない。。

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チャップリンの「モダン・タイムス」のようです。

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お約束の日芸。。

 

この手帳ほしいけど、さすがにもう発行してないだろうなぁと思って調べてみたら、なんとありました。

www.mpte.jp

最新版には、HDRと、ドローンの項目が追加されたとのこと!

サイズがB6に大きくなっているらしい(表紙もクロス張りでなくなっていそう)ので、もはやポケットにはしのばせられなさそうですが、購入必須です。


sudo

満島ひかりの「MONDO GROSSO / ラビリンス」PVがすごい!

www.youtube.com

満島ひかりの「MONDO GROSSO / ラビリンス」PVがすごい!

振り付けは『ラ・ラ・ランド』のジリアン・メイヤーズで、1台のカメラの長回しで撮影されたそうです。

緊張感や臨場感・ライブ感の高まる長回しの手法は、昔より多くの映画監督や撮影監督が使ってきたものですが、ここまでの一対一になると、なんだかもう生きている感がすごいというか、撮る側の撮られる側への思いが伝わりすぎて苦しいくらいになります。

何度も繰り返し見ていると、このショットでこういう風に感じただろうなぁというカメラマンの思いが自分にも乗り移ってくるようで、夜の香港というロケーションや湿度の高い国ならではの独特の光加減も重なり、5分15秒のyoutubeの動画を12インチのサーフェイスで見ているという現実には戻ってこれなくなるよう。

どんなに時代が変わっても、人のつくるものには絶対に敵わないものがある。「長回し」という古くからの手法に、映像に関わるものとしての原点を改めて思い出させてもらったような気がします。

 

sudo